設計部ログ
消火設備のお話
2025.07.09 UP
消火設備には色々な種類があります。
たぶん一番有名なのがこのABC粉末消火器。
粉末状の消火剤を噴射し対象を消化し燃えづらくする効果があります。
このABC粉末消火器のABCとはAが普通火災、Bが油火災、Cが電気火災に対応している
という意味だそうです。
初期火災ならほぼすべての種類の火災に対応できる万能消火器なのですが、粉末を吹きかけ対象を燃えづらくする
という特性上、対象に付着・粘着し粒子が細部にいきわたるため、精密機器や電子機器などに致命的ダメージを
与えてしまいます。
むろん精密機械も燃えてしまっては元も子もないのですが、それでもすべてが燃える前に無事消化できたとしても
この粉末消火器を使った精密機械はほぼ使い物になりません。
そこで、精密機器が必ずおいてある部屋、サーバールーム。
企業や施設等にあるサーバールームには水も粉末消火器も使わない、二酸化炭素消化設備が採用されています。
火災が発生した際、噴出孔から対象や部屋全体を二酸化炭素で覆うことで酸素を遮断し燃えるのを防ぎ、
温度を下げることで消化する方法です。
この方法なら他の燃えていない設備を傷つけることなく消化が出来、生き残った設備や、中の無事なデーターを
再利用できるかもしれません。
今の時代、データも財産として数えられるので、財産を守るために必要な設備かもしれませんね。
山崎



