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火器周りの優秀な建材

キッチンの周りの壁に貼ってある通称キッチンパネルと呼ばれる建材があります。

キッチンで調理する際ガスコンロなら火を使うので、建築基準法等・消防法等で火気使用室

の規定があり、省略して言うとコンロの中心から水平に半径80cm垂直に235cmの範囲を

下地と仕上げ材を特定不燃材を覆いなさいと言うものです。

よく下地で使う石膏ボードは不燃材なので問題ないのですが、

その上に仕上げ材としてよく使われてるのが通称キッチンパネルと呼ばれる建材で

メラミン不燃化粧板と呼ばれる複合素材が多く使われています。

_S8A5521.jpg

これを火気の届く範囲に使用することで延焼を防ぎ火災を起こりづらく目的で施工されています。

昔はタイル貼や金属板などで囲っていた家も多くあったと思いますが、今の家は大体キッチンパネル

を使っている家がほとんどかと。

熱や火に強く、表面の強度もあり、汚れも付きにくく掃除も簡単なメラミン不燃化粧板は施工面でも

使いやすく色んな形状にカットして使うことができ、メーカーによってデザインも豊富で

キッチンのインテリアとしても優秀な素材ですね。

とはいえ、お値段もそれなりにするので新築・改修等で使うなら限定的になってしまいますが、

使用しなければいけない所以外なら、水汚れが起こりやすい洗面やトイレの一部に施工するのが

おすすめです。

我が家も20年ぐらい前に、トイレを改修した際壁をキッチンパネルにすればよかったなと、

今のところ水回り等改修することは無いのですが、有ったら使ってみてもいいのかもしれませんね

山崎

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