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合板の実

今回は床を作っている構成物の一部合板についてです。

薄い板を何枚も重ねて作ってある合板ですが、厚さ・大きさ・樹種等多種多様な

種類があります。

IMG_2323-01.JPG

その中でも建築の床等で使われる種類の中に「サネ有・サネ無し」と言うのがありまして

厚さ・大きさ・樹種等ではなく、このでっぱりを実「サネ」と呼ばれており

合板-01.jpg

これがある事で、木材がかなり少なく施工できます。

本来なら床根太に4方向釘打ちをしなければならないのですが、この凹凸が合わさる事で

この面の下に受材(通称コマと呼ばれる部材)を入れて釘止する必要がなくなります。

ネタ間、455mmの間にコマを入れる手間と材料の無駄を省いて、コスト削減・省エネ・施工時間の

短縮等、多くのメリットがあります。

サネを付けるのに、ちょっと大きめの合板から削り出してサネを付ける分、加工費等かかってしまいますが

それでもコマを入れるより圧倒的に費用・手間・省エネ面で優れているので当社ではサネ付を採用してます。

今回は合板の実「サネ」のお話でした。

山崎

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