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採光計算とか

建築において居室には一定以上の採光が必要ですとういう決まりがあります。

その中においてこんな計算をするのですが

採光計算.jpg

採光を取る開口部(窓等)の縦方向の中心位置からその上の一番数字的に不利になる場所を

採用するのですがそこでちょっと、不思議なことが起こります。

例えば図のような建物だと(D1)2,410÷(H1)3,330≒0.723<(D2)900÷(H2)310≒2.903となり

不利な方D1/H1の屋根の頂点から測った数字を採用します。

図のように太陽の光が直接当たる南面で、屋根の頂点が窓より奥にあって日差しを遮る

要素が無い状況でも、不利な方屋根の頂点からの計算を採用するのは、太陽の方向からの

直射日光じゃなく、曇りの日とか太陽が一切出てない日も考慮した、空全体が光ってる

「昼光率」や「平均照度」太陽の光が大気中に拡散した状態の光を元に計算を

行ってるため。

光が東西南北360度の空からくると考えてその場合にどっちがより窓に光が入りづらいか

を算出してます。

実際には直接光が入る南面が明るくなりすいが、北面でも一定以上の採光が得られるよう

窓の位置、窓の大きさが設計されてます。

今回は採光計算等についてでした。

山崎

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