設計部ログ
ひねり(あおり止め)金物
2025.02.03 UP
建物には様々な外的要因による損害に対処する手段が求められますが、
今回のお話は、それに対処すべく付けられてる、
ひねり(通称:あおり止め)金物のお話です。
外的要因、主に風によるチカラに対処するためにこの金物を使うのですが、
風、台風などの強い風は建物にあたると、上下左右に分散します。
その際に上に行く風なのですが、三角屋根や、片流れ屋根などの
軒(外壁から飛び出てる屋根部分)の裏に、壁伝いに風が登ってきてあたります。
そのチカラはかなり強く、屋根を構成している木材(屋根垂木)ごと吹きあげて
屋根を吹き飛ばしてしまします。
それを防ぐためにこの、ひねり(通称:あおり止め)金物を取り付けて防いでます。
風によって「あおられ」て屋根が吹き飛ぶのを防ぐ役目があるから(通称:あおり止め)金物、
この金物が桁(屋根垂木が乗っかる横に走る木材)と屋根垂木をしっかり緊結しているから
屋根は浮き上がることなく屋根として機能してます。
今回はひねり(あおり止め)金物のお話でした。
山崎