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ステンレスの仕上げ

普段何気なくキッチン等で目にするステンレス材ですが

そのステンレスにも色々な仕上げの種類があります。

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今のキッチンでよく見るのがエンボス仕上と呼ばれる凸凹させて滑りづらく、傷がついても目立たなくした

加工をしたものと、ヘアラインと呼ばれる細長い線状の模様が付いた髪の毛の様に細長い線が特徴の

物がよく見ると思います。

そのほかにも車のエンブレムなどに使われているNO.8(鏡面)とか、2D呼ばれる仕上げの物は

見えない場所、主に建材などに使われている物なのですが、

その2Dは冷間圧延後に焼鈍酸洗処理をしているそうです。

冷間圧延とは常温でローラーによる圧延をして板を薄く加工する方法でその際に厚がかかった

板が固く脆くなるので、脆くなった板を焼鈍酸洗処理によって加工しやすいように、

曲げやすさを回復するために高温で加熱してゆっくり冷却します。

冷却した後、表面が酸化してるので、その表面の皮膜状の物を酸で洗い流して仕上げているそうです。

金属を酸で洗うなんて思ってもみなかったのですが、そう言う事もあるのかとちょっとびっくり

材料の時点で色々表面加工が有るのですが、同じステンレスでも色々種類がありますよね。

もちろん、このほかにも仕上げの種類がありますしメーカーによっては独自の加工の仕方もあります。

普段目にしている金属も様々な工程を経て商品になってるのかと思うと考えてしまいます。

今回はステンレスの仕上げについてでした。

山崎

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