すっきりとしたフォルムのN様邸。
過度な装飾はせず、耐震性・断熱性などの住宅性能にこだわった、暮らしやすい住まいです。

お子さんの誕生をきっかけに家を建てることを考え始めたというNさんご夫妻は、「奇をてらわず、長く快適に住める家にしたいと考えていました。素人ですが、自分たちの希望を盛り込んだ図面を描き、担当の方と相談しました」と話します。

モデルハウス見学や完成見学会は20を超えるほど熱心に足を運んだそうで、最終的に希望に合う２社に絞り込んだと言います。

「１社はかなり個性的な間取りを提案してくださって、ユニークではあるけれど自分たちの望んでいるものとはかけ離れていました。佐藤工務店さんは、私たちの気持ちを汲んでくださって、希望に近い形での図面を掲示してくださいました」。

主張し過ぎない意匠デザイン、シンプルかつ快適に、というこだわりを大切にした、快適性を追求した引き算設計の図面でした。

「以前住んでいた賃貸住宅からだと、子供が小学校に通う際に国道を渡らなければなりませんでした。子供の安全を考えれば、交通量の多い道路を渡らせることはなるべくなら避けたいと思っていました。そういったことも含め土地を探しました」。

希望していたエリアに土地も見つかり、家づくりを開始したN様ご夫妻。完成まで、一緒に楽しんで家づくりが出来たと話します。

「見積もりを出していただいた中で、他社さんは"一式"という書き方でした。企画住宅のようにパッケージになっているのならわからなくはないのですが...。佐藤工務店さんは柱１本から細かく金額が記載してあり、とても誠実でした。設備仕様は予算内に収まる中で吟味したものを盛り込んだプランを掲示していただけました。後から追加料金が発生することのないように配慮してくださり、充実の設備から選ぶことが出来ました。限られた予算の中で最大限の家づくりが出来たと思います」とにっこり。

「キッチンカウンターには調味料を入れるニッチを造っていただきました。使いやすい工夫やアイデアをいただけうれしかったです」と奥様。

「引き渡しの直前になって、２階の手すり壁のスリットの巾が気になり、１本ずつポールを追加してもらいました。ちょうど子供の頭が入ってしまうサイズ感だったので、対応していただけ本当に安心しました」とも。

「担当の山田さんには住宅のプロならではの提案をいただきました。実は家を建てた後も、機器の操作方法について電話をさせていただいています。レスポンスの速さは地元密着の会社ならではですね」とN様。

階段下スペースは半分をパソコン収納、反対側扉を開ければ生活用品をしまえるようになっており、デッドスペースを排除した無駄のない造り。

「同じお金をかけるのなら、凝った装飾ではなく、効率の良い動線やトリプルサッシを用いるなど家の機能性を高めたいと考えていました。想いを受け止めていただけ、納得の家づくりが出来ました」。

（取材日／平成28年11月初旬）