木の水を吸い上げる力
だんだん秋の気配がここそこに感じられる季節になりましたね~
木々も心なしか、真夏のあの色鮮やかな緑から、
少しもの寂しげな深い緑色に変わったように思えます。
私たちの周りに、ごくごく普通に存在している木々ですが、
でもよくよく考えてみると、木は「ほんとにすごい!」と思うのです。
何がかというと、「木の水を吸い上げる力」が...です。
例えば、世界で最も大きい木(セコイア)では
高さが100m(30階)以上もあるそうですが、
それが、ポンプを使うこともなく、根から取り込んだ水を、
難なく100mも上の葉っぱの先まで吸い上げるのですから、
ホントに奇跡です! すごい!!
(ちなみに、上まで24日ほどかかるそうです。)
毛管現象だと、せいぜい10m位しか上がらないので、
違う2つの力・・・つまり、
葉っぱが水を吸い上げる「蒸散力」と、根が水を押し上げる「根圧」、
この2つの力が働いているからこそできる奇跡なのだそうです。
道管群の細い道管を通って水を吸い上げ、光合成によって作られた養分を
師管部の師管を通って根に運ぶ、この素晴らしい循環と力...
何てすごいのでしょう!
しかもエアーが絡んで上がらなくなることもありません。
私たちの周りは、実に「不思議がいっぱい!」です。
✿✿✿ aya ✿✿✿