おせち料理の意味
あけましておめでとうございます!
穏やかな新年を迎えて皆様いかがお過ごしでしょうか?
昨年は、台風による水害や風害、火災や高齢者による事故、殺人や鳥インフルエンザと多くの事件がテレビや新聞で
賑わっていました。
今年は、少しでも事件の少ない年になればいいな〜と思う毎日です。
さて、お正月には「おせち料理」をたくさん食べましたか?
少しだけ太っていたりして・・・・・・・
おせち料理ってなぜにお正月に食べるのでしょうか
おせち料理はもともとは季節の変わり目の「節」に、神様にお供え物をして、宴を開くという宮中行事で食べられていた
料理だそうで、いつしか庶民の間にも浸透して、お正月の「おせち料理」として定着したのだそうです。
豪華なお重ですね!
おせち料理の献立にはそれぞれに意味があるのだそうです。
少し代表的なものをひも解いてみましょう。
● 祝い肴三種
黒豆・・・元気に働けますように!
「まめ」は元来、丈夫・健康を意味する言葉です。「まめに働く」などの語呂合わせからも
おせち料理には欠かせないものです。
数の子・・・子宝と子孫繁栄を祈る
数の子はニシンの卵。二親(にしん)から多くの子が出るのでめでたいと、
古くからおせちに使われてきました。正月らしい一品ですね。
田作り・・・小さくても尾頭付
五穀豊穣を願い、小魚を田畑に肥料としてまいたことから名付られたそうです
小魚(ごまめ)を使った田作りは、全国でも祝い肴三品の内の1品ですね。
● 口取り
紅白蒲鉾・・・紅白は祝いの色
蒲鉾は「日の出」を象徴するものとして、元旦にはなくてはならない料理。
紅はめでたさと慶びを、白は神聖を表すのだそうです。
伊達巻・・・長崎から伝わったシャレた料理
江戸時代、長崎から伝わった「カステラ蒲鉾」が、伊達者(シャレ者)達の着物に似ていたので
伊達巻と呼ばれるようになったとか、????
栗きんとん・・・豊かさと勝負運を願って
黄金色に輝く財宝に例えて、豊かな1年を願う料理、栗は「勝ち栗」と言って、縁起がよいとして
尊ばれてきました。
昆布巻・・・日本料理の必需品、昆布で健康長寿を
昆布は「喜ぶ」の言葉にかけて、正月の鏡にも用いられている一家発展の縁起物です。
おせち料理には、煮しめの結び昆布、昆布巻となかなかの活躍ですね。
● 酢の物
紅白なます・・・紅白でおめでたいさっぱり料理
お祝いの水引をかたどったもの、おめでたい意味があります。
生魚介と大根、ニンジンと酢で作ったことから、なますの名がつけられました。
● 焼き物
海老・・・長生きの象徴
海老は、長いひげをはやし、腰が曲がるまで長生きすることを願って正月飾りやおせち料理に
使われます。
● 煮物(煮しめ)
煮しめ
里芋・・・・・子芋が沢山つくことから、子宝を祈願
蓮根・・・・・穴が開いた蓮根は、さきを見通せるようにとの意味が。
くわい・・・・くわいの大きな芽に、出世を祈って。
ごぼう・・・細く長く幸せに
細く長く地中にしっかりと根を張るごぼうは縁起の良い食材として様々に使われています。
いかがだったでしょうかさまざまな意味合いと説があって面白いですね。
日本料理にはいろいろと縁起担ぎやら語呂合わせやら調べてみるとさまざまあって楽しいです。
今回はほんの一部でしたが、私も知らなかったことがたくさんありました。
それでは、本年もよろしくお願い致します。
設計部 NODA