スタッフブログ

佐藤工務店

空き家

美唄市の空き家率は9位 18.8%(道全体14.1%)

今年5月に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が施行され、道では「空き家等対策に関する取組方針(素案)」をまとめました。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kn/ksd/pabukome_soan.pdf

弊社でも中古物件(仲介)を扱う機会が多々ありますが、売家にして処分してしまいたいという持ち主の要望が多い、かたや若い方などAPが狭くて一軒家の賃貸を探しているという要望が多い、このように双方の要望が相反する結果となっています。

札幌など人口の流入出がある場合は、ある程度の条件の良い物件であれば、リフォーム工事で賃貸物件として活用することが可能ですが、流出が続く美唄はリスクが高く賃貸として運用したい方は非常に少ないです。

昨今、政府が観光立国を打ち出し北海道にも激増のインバウンドを含めた観光客が流れています。
ここを捉え観光客向けに滞在してもらえるような物件として活用することが今後は見込めますが、まだまだ官民との体制が整っていないのが現状で、法整備も曖昧です。
後先考えず突発的に物件を構築したとしても、観光客と運営側が両者Winwinとならなければ長期継続は不可能です。
また、利用できる物件も、どんな物件でも良いわけではなく昭和56年6月以前は耐震性が信頼できず、耐震性の不足する物件を活用するには構造躯体から大規模にリフォームを実施しなくてはなりません。

今後は空き家活用の補助などが出てくることが考えられますが、しっかりとした先を見据えた計画が必要になると思います。

これから冬期となり、例年発生している積雪で危険物件が出てくる恐れがあります。
危険だと思われる物件を発見したら、すぐに市役所への連絡をお願いしたいです。

※美唄市は空き家バンク等の設置は無し

弊社では耐震診断・耐震改修技術者・既存住宅現況検査技術者・北海道住宅検査人といった資格保有者が在籍しておりますので何かございましたらご相談ください。

写真:北海道住宅通信10月25日号 P7 抜粋

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